翌日開催する大会の準備のために、まずは必要な備品を倉庫から運び出し、トラックへ積み込み作業。
天草下島大会に限らず、本部やエイドで使用するテント・テーブルなどのほかに、数が多いのが看板。矢印看板や一旦停止など注意喚起のもの、100枚以上の看板を使用します。
一旦集合した後、それぞれの部隊に分かれて作業開始。
買い物班は、エイドで提供する菓子類や駐車場で使う石灰などを購入。
その他にも、看板配布や各エイドへの備品運び、サイクルラックの設置やエイド設営、スタート会場の駐車場整備など、雨でずぶ濡れになりながら準備を進めました。
前日の準備には、協会スタッフだけでなく、あまいちサイクリングクラブの方々、その他にも多くのボランティアスタッフの方々にご協力いただきました。お手伝いいただいた中には、前泊で現地入りしている参加者の方も。本当にありがたいです。
なんとか夕方までに作業を終え、明日はどうか晴れて欲しい…と思いながら宿についたのでした。
そしていよいよ大会当日。
駐車場担当は5:30、それ以外のスタッフは6:00にスタート会場の佐伊津漁港へ集合です。
まだ日も昇っていない暗闇の中でしたが、「雨があがってよかったですね!」とみんなで喜び合いました。
受付開始の6:30に近づくにつれ日も昇り始めて、だんだんと明るくなっていきます。参加者も受付の前に列を作り始めました。さあ、いよいよ受付開始です!
昨年の反省を踏まえ、できるだけスムーズにいくようにと検討を重ねて、今回はA・Bコース列を分けて受付を行いました。
昨年、掲げるのに苦労した大会横断幕。今年はまっすぐ掲げられたようです。
今回は、あまいちサイクリングクラブ様ご協力のもと、スタート会場にもサイクルラックを設置。
前日までの風雨の影響で、Bコースの一部区間の路面が荒れてしまったため、急遽コースを変更。事前に何度も調査や試走をしても、アウトドアイベントなので思わぬ事態はまぬがれません。
受付時にお渡しした参加賞には、パンフレットなどの他、本大会ではおなじみの記念ボトル、協賛いただいた「木村のあられ」様ご提供のお菓子、温泉券などが入っていました。
今年のボトルに書かれている「向かい風は やおいかんばい」。
「やおいかん」は熊本弁なのですが、標準語だと「簡単ではない」という意味。
「サイクリングで向かい風に立ち向かうのは簡単ではないよね 。」という自転車乗りならわかってもらえる言葉を入れてみました。
本部では、過去大会のボトルも販売していましたが、みなさん気づいていただけましたか?
今回の大会には、上天草市を通じて台湾から21名の方が参加されました。到着時から、みなさん笑顔でとても賑やか!
大会前日に台湾から飛行機で熊本空港に到着した後、熊本市内から自転車で上天草市入りをされたそうです。雨の中のサイクリングだったようですが、きっと楽しい時間だったことでしょうね。
2018年2月6日(火)深夜、台湾東部で大地震が発生し、大きな被害をもたらしました。2016年4月に起きた熊本地震の際には、台湾から多くの義援金が送られたことをご存知の方も多いでしょう。
今回、本大会に台湾から参加された方たちとのご縁から、あまいちサイクリングクラブ様の呼びかけで、本部に募金箱を設置しました。
大会当日集まった義援金は、台湾人参加者の方々を通じて台湾に送られたそうです。ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。
受付スタッフも早朝からがんばりました。
RKK熊本放送の取材スタッフも取材に来られました。当日夜のニュースでは、天草の素晴らしい景色を背景に大会の模様が伝えられました。みなさん、ご覧になられましたか?
7:30、開会式開始。
まずは、熊本市議会議員 田尻よしひろ 熊本県サイクリング協会副会長のご挨拶。
続いて、中村五木 天草市長からお言葉を頂戴しました。早朝から足をお運びいただき、ありがとうございました。
各賞の表彰も行いました。
80歳以上の参加者へ送られる賞は3名の方へ。中でも大会常連の緑義雄さん(熊本市)は、85歳!現役自転車乗りです。
遠来賞の3名は、なんと全員東京から参加してくださいました。大会、楽しんでいただけたでしょうか。
その他、最年少賞が11歳の小学生の男の子に送られました。
参加者代表安全宣誓は、後藤祥之・和希さん 親子(阿蘇郡高森町)。
その後、注意事項などをお知らせして、開会式を終えました。
さあ、いよいよ次はスタート!そして大会の模様をお伝えします。